2022.2.25
こんにちは。ドリームブログ担当の小林です。
今や軽自動車の中での主力ジャンルとなったリアスライドドア付きの「スーパーハイトワゴン」。
ホンダ N-BOXやスズキ スペーシア、日産 ルークスなど、各メーカーが競っていますが、このジャンルの元祖と言えるのが2003年に登場した「ダイハツ タント」です。
今回は、「スーパーハイトワゴン」の元祖であり先駆者でもある「ダイハツタント」をご紹介します。
「タント」とは？
タントとは、イタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味で、その名の通り広々とした車内空間が特徴の車です。
室内空間の広さと使いやすさから、ファミリー層を中心に世代を問わず多くの人に選ばれています。
初代タントが登場したのは2003年。ボディサイズに制約のある軽自動車の規格とは思えないほどに広大な室内空間を持ち、発売当時は軽自動車の中で最長となる2,440 mmのロングホイールベースが特長でした。
2005年には、前後デザインを差別化させて、装備を充実させた「カスタム」を追加。同じダイハツでは「ムーヴ・カスタム」のような、強いスポーティな外観デザインで男性からの人気を獲得。
2007年に発売された2代目では乗降性を向上させるために助手席側のBピラーを取り払った「ミラクルオープンドア」を採用するなど、他の軽自動車にはない魅力を持つことで、小さな子供を持つ主婦層の人気を加速させました。
2019年にはフルモデルチェンジした4代目が発売されました。
4代目タントは、ダイハツの次世代のクルマづくり「DNGA（Daihatsu New Global Architecture）」を採用した第1弾として発売。「新時代のライフパートナー」をテーマに開発されており、先代の特徴である室内空間の広さと使い勝手の良さをさらに向上させた。
また、安全装備も進化。新世代スマートアシストを採用して、充実した安全装備により、年代・性別と問わず運転しやすくなる。
内装
タントは、車内が狭いという軽自動車のイメージを覆し、広い車内空間と高い居住性を実現した車です。多彩なシートアレンジで荷物の積み下ろしはもちろんのこと、開口口が広いことで子育て中の女性に使いやすいインテリアデザインとなっています。天井高がたっぷりあるので、背の低い子どもであれば、かがまなくても乗り降り出来ます。
目次
■ ミラクルオープンドア
2007年に発売された2代目タントで軽自動車に初めて起用されたタントの代名詞的機能です。
助手席側のドアと後部座席の間にある柱（ピラー）をドアに内蔵することによって生まれた大開口のドアは、大きな荷物の出し入れも、お子さまとの乗り降りもスムーズ。
これにより、楽に乗り降りできるスペースが確保でき、ベビーカーも折り畳まずに載せることができます。両側スライドドアなので狭い駐車場や壁際でも安心です。
大きな荷物の積み込みの際も、わざわざバックドアに回り込む必要はありません。
■ ロングスライドシート
タントには、運転席への採用は世界初となる最大540㎜スライドすることができる、「ロングスライドシート」が搭載されています。
これにより、助手席を前に寄せて、かつ運転席を後ろまでスライドさせることで、運転席と後席の間での移動が可能になるとともに、「ミラクルオープンドア」から運転席に乗り込むことができます。
子供と一緒に出掛ける時にも、運転席に座ったままシートをスライドするだけで、そのまま運転席から後部座席に座る子供のお世話ができ、他にも後部座席の荷物が簡単に取ることや、狭い駐車場でも雨の日でも運転席と反対側のドアから乗り降りすることも可能です。
なお、ロングシートスライドは安全面を考慮して、シフトポジションがP（パーキング）の場合のみで可動します。
■ パワースライドドア ウェルカムオープン機能
降車時にインパネのスイッチで予約しておけば、乗車時に電子カードキーを持ってクルマに近づくだけで、パワースライドドアが自動で解錠しオープン。両手がふさがっている時でも、キーを取り出すことなくスムーズに乗り込むことができます。
タッチ＆ゴーロック
クルマから降りたあとの施錠は、わざわざ鍵を出す必要はなく、フロントドアハンドルに手を触れるだけでドアロックできる「タッチ＆ゴーロック」機能で施錠することができる。このタッチ＆ゴーロック機能は、軽自動車初の装備だ。
外装
選べる2つのスタイルと、多彩なボディカラー。
「親しみやすさ」の標準タイプと、「大人の上質さ」を重視したカスタムタイプの2つのスタイルから選べます。
さらに、タントカスタムには個性が強調できる純正パーツが用意されており、より個性的なデザインへとカスタム可能です。
ボディーカラーも豊富に用意されており、標準タイプはモノトーンカラーが10色、ホワイトルーフのツートーンカラーを2色、カスタムタイプには8色あります。
ボディカラーは一般的に白、黒、シルバーが人気色と言われていますが、多種多様なバリエーションが揃っているタントならお好みのデザインに出会えるかもしれません。
安全装備
タントは、先進安全運転支援装置「スマートアシストⅢ」を搭載しています。
スマートアシストⅢには以下の機能が含まれています。
「全車速追従機能付ACC」
先行車の様子を検知し、設定した車速の範囲で一定の車間距離を保ちます。
走行中に先行車の様子を検知しながら、設定した車速の範囲内で先行車との距離のキープを支援します。先行車に合わせて停止したときはブレーキをかけ続けるなど、わずらわしいアクセルとブレーキの操作を支援。疲れにくく、長距離運転中の渋滞なども快適に運転できます。
「衝突警報機能 / 衝突回避支援ブレーキ機能」
走行中に前方の車両と歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合に運転者に注意喚起します。
「LKC（レーンキープコントロール）」
約60km/h以上で走行中、全車速追従機能付ACC（アダプティブクルーズコントロール）作動時に、クルマが車線の中央付近を安定して走行するよう、ハンドル操作をアシストします。
「車線逸脱警報機能」
約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知している場合、道路上の車線から逸脱しそうになると、ドライバーへブザー音でお知らせ。クルマが車線をはみ出しそうになると、メーター内表示でお知らせするとともに、車線内に戻すようハンドル操作をアシストします。
「誤発進抑制制御機能」
駐車場などでペダルを踏み間違えた時などの、前後方への急発進を抑制します。
「先行車発進お知らせ機能」
信号待ち後に前方車両が発進したことに気付かない時、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
「ADB（アダプティブドライビングビーム）」
オートハイビームは、対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能です。
先行車や対向車などがいない時はハイビームにし、遠くまで見通しを確保します。
ADB（アダプティブドライビングビーム）は、ハイビームで走行中に先行車や対向車を検知した時、部分的に遮光し、先行車や対向車に配慮しながら高い視認性を確保できます。
どちらも夜間走行の安心感を高めます。
「スマートパノラマパーキングアシスト（駐車支援システム）」
車両の前後左右に設置した4つのカメラにより、まるで真上からとらえたかのような合成映像を表示。狭い道、車庫入れや縦列駐車、幅寄せ時にも目視しながら運転操作が可能です。
駐車時にカメラで駐車枠の白線を検知し、音声とモニターガイドに加えてハンドル操作をアシストします。ドライバーは周囲の安全確認に専念でき、音声と画面の案内に従いながらアクセルやブレーキによる速度調整を行うことで、簡単に駐車できます。
燃費性能
X ターボ
２WD
WLTCモード：20.0km/L
JC08モード：24.8km/L
4WD
WLTCモード：18.8km/L
JC08モード：23.8km/L
X・L
２WD
WLTCモード：21.0km/L
JC08モード：27.2km/L
4WD
WLTCモード：20.0km/L
JC08モード：25.4km/L
カスタムRS
２WD
WLTCモード：20.0km/L
JC08モード：24.8km/L
4WD
WLTCモード：18.8km/L
JC08モード：22.8km/L
カスタムX
２WD
WLTCモード：21.0km/L
JC08モード：27.2km/L
4WD
WLTCモード：20.0km/L
JC08モード：25.4km/L
まとめ
タントの5つのポイント
① 外観はタントが「親しみやすく」、タントカスタムは「上質な大人」な雰囲気
② 個性に合わせた多彩なボディーカラー！
③ ダイハツの新時代のクルマづくり「DNGA」の第1弾！
④ ファミリーに嬉しい！「ミラクルウォールスルーパッケージ」
⑤ 様々な場面で運転をアシストする「スマートアシストⅢ」
タントは、「とても広い、たくさんの」という名のとおり、後席の居住性、動力性能、走行安定性の欠点を改善させて、車内の居住性や使い勝手も高められた。さらに、「スマートアシストⅢ」を搭載しているので、安全装備も充実させている。商品力が相当に高い車といえます。
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