2023.5.05
自動車を持っている方であれば、所有者全てに課税される「自動車税」。
いったいいつ納付するものでしょうか?毎年の事とはいえ支払いは年に1回だけで、ついついうっかりしてしまうこともありますよね。
本記事では納付漏れがないように、納付書や支払方法、滞納した場合について解説していきます。
自動車税の納付書はいつ届く?
自動車税は、自動車を毎年4月1日の時点で所有している人に課税される都道府県税です。
都道府県ごとの自治体によって多少の違いはありますが、通常自動車税の納付書が届くのは5月の頭頃です。おおよそ、ゴールデンウィーク前後に届くと思っておきましょう。
納税通知書は、車の所有者の住所(車検証に記載されている住所)に送付されます。
ローンで車を購入した場合には、所有者がローン会社などになる場合があります。
その場合は、使用車に支払い義務があるので、車検証の使用者の欄に記載された人の住所に納税通知書が届きます。
納税通知書を失くしてしまった場合は?
うっかり納税通知書を紛失してしまったという場合は、住所地の都道府県の税事務所に連絡し、再発行してもらいましょう。
自動車税の納付時期
原則として自動車税の納付期限は毎年5月31日です。
ただし、期限が土・日曜の場合には翌月曜日となります。
また、納税通知書の発送が6月上旬となる一部の自治体では、納付期限も6月30日までとなります。6月30日が土・日曜の場合には、翌月曜日が納付期限となります。
自動車税の納付先と納付方法
自動車税は都道府県税のため、納付先は各都道府県の税事務所になります。
納付方法は、各都道府県の税事務所の窓口や銀行や郵便局などの金融機関、コンビニなどで支払うことができます。
自動車税の支払い方法は、以下のいずれかを選ぶことができます。
①納付書
どこの自治体でも用意している支払い方法です。コンビニ、銀行、自動車税事務所、各県税事務所などに納付書を持っていくことで納税できます。家の近くの提携コンビニや銀行で支払い手続きができるため非常に便利。ただしうっかり納付期限を過ぎてしまうと、コンビニ・提携銀行では支払いができなくなってしまうこともあるので注意してください。
②クレジットカード
独自サイトを作ってクレジットカード払いができるようにしている自治体や、「Yahoo!公金払い」など外部サービスを利用して、クレジットカードでの納付を可能にしている自治体もあります。ただし、すべての自治体でクレジットカード払いができるわけではありません。また利用には一定の手数料がかかります。
③Pay-easy(ペイジー)
ペイジーは、ATMやネットバンキングから支払いができるシステムです。納付書を窓口に出すのが面倒という場合は、ペイジーを使って簡単に支払いが済ませられます。ペイジーが使えるかどうかは、納付書に「ペイジー」マークがついているかで確認可能です。
すべての自治体が対応しているわけではありませんが、対応自治体に住んでいる方は利用してみてはいかがでしょうか。手数料もかからず気軽に使えます。
④指定口座から引き落とし
あらかじめ口座振替の登録をしておけば、自動的に納付期限である5月末日に自動車税が引き落とされます。このときに口座に十分な残高がないと、もちろん引き落としをすることはできません。そうなると、後から納付書が送られてくることになります。延滞金がかかってしまうこともあるので、引き落とし前には口座残高に余裕を持たせておきましょう。
また、インターネットバンキング、クレジットカード決済は、領収書が発行されず納税証明書の発行は2週間以降になるので、車検などで領収書や納税証明書がすぐに必要な場合は、税事務所の窓口や金融機関、コンビニで支払うことをおすすめします。
支払いが間に合わなかったらどうなる?
入金が間に合わずに引き落としができなかった、納付書が届いていたのに納税するのをうっかり忘れてしまったという場合は、督促状が届きます。
督促状には、新しく設定された納付期限が記載されているはずです。この期限までに必ず支払いを済ませるようにしましょう。
それでも納付ができないと、延滞金がかかってしまうことがあります。延滞金の率は納付期限から1ヶ月を過ぎるまでと、それ以上延滞した場合で大きく変わります。もし過ぎてしまったとしても、できる限り早く納付しましょう。
なお具体的な延滞率については、2014年1月1日以降、特例基準割合が適用されているため年によって異なります。2018年現在は納付期限から1ヶ月以内が2.6%、それ以降が8.9%です。なお納付期限から日数が経ってしまうと、コンビニでは支払えないこともあります。延滞に気がついたら、できる限り早く催促状の裏に記載されている金融機関などで納付するようにしましょう。
まとめ
自動車税は、毎年5月上旬に納付書が送付され、支払い期限は5月末日です。
(一部自治体では6月末の場合もあります)。
自動車税は毎年5月末日(一部自治体では6月末日)までに、納付しなくてはなりません。
万が一、納税通知書が届かない場合は、車検切れや車検証の住所変更をしていないからかもしれません。必ず確認しましょう。
なお納付期限を過ぎてしまうと、延滞金が課せられることがあります。注意しましょう。
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