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軽自動車のバッテリーの寿命や交換の目安は?交換頻度やもしものトラブルについて解説

2023.8.17

車のバッテリーは、軽自動車や普通車などのクルマのボディタイプの違いにかかわらず、エンジンを動かしたり、エアコンやヘッドライトといった電力を使う機械を動かす重要な役割を持った部品です。

しかし、バッテリーは経年劣化するパーツの一つであるため、定期的な交換が必要なパーツでもあります。ある程度の時期になると交換をしなくてはいけませんが、どういったタイミングで交換すればいいのか分からない方も少なくないでしょう。

この記事では、特に軽自動車用のバッテリーを交換する際に覚えておくべき知識について、バッテリーの種類や寿命、交換時期の目安をはじめ、バッテリー交換にかかる費用やトラブルの対処法などについて解説していきますので、参考にしてみてください。

バッテリー交換はなぜ必要?

バッテリーは繰り返し使用する事で経年劣化していき、劣化したバッテリーの性能は元に戻らず様々な不具合が発生する事があります。

エンジンの始動や車の電装品を正常に動かすためにバッテリー交換は重要な事なので、バッテリーの寿命がくる前に、定期的にバッテリー点検、交換をしてくれるお店に行くか、自分でバッテリーを新しいものに交換する必要があります。

軽自動車のバッテリーの寿命・交換時期は?

交換の目安は3年

バッテリーは消耗品なので、いつでも快適に、そして安心して車に乗り続けるためには、定期的なバッテリー交換が欠かせません。

車両の使用状況やバッテリーの種類によって大きく変わりますが、交換時期の目安は3年です。

また、シーズン毎の気温の変化やイベント等のクルマの使用では、バッテリーを酷使してしまうこともありますのでシーズン毎に点検実施をオススメします。

交換の時期が近いサインとは、最近では性能が良くなっていることもあり、少しの劣化であれば問題なく車を動かすことができるので他の交換サインも見落とさないようにしておきましょう。その他の交換サインはスイッチを押して窓を開けた時に動きが遅かったり、ヘッドライトが暗くなっているなど挙げられます。

バッテリー交換が近づいているサイン

以下のようなサインが出始めたら、バッテリー交換が必要です。

・エンジンがかかりにくい
・ヘッドライトが暗い
・パワーウィンドウの動きが遅い
・バッテリー自体が膨らむ

上記の中でも、わかりやすいのはエンジンのかかり具合でしょう。

エンジンをかける瞬間は、もっともバッテリーのパワーが必要なため、バッテリーが交換時期を迎えると、エンジン起動のためのパワーが出せずにエンジンがかかりにくくなってしまいます。

とはいえ、近年ではバッテリーの高性能化に伴い、多少の劣化であればエンジンの起動に関しても問題なく動作できる場合が増えております。

そのため、バッテリーの劣化に気付かずそのまま交換せずにいることで、突然エンジンがかからなくなるケースがあります。前回いつバッテリーを交換したのかを踏まえて、定期的に点検をしていく必要があるでしょう。

軽自動車に使われているバッテリーの種類

軽自動車のバッテリーは主に2種類

バッテリーはカー用品店はもちろんのこと、ネット通販でも手軽に購入することも可能です。

ただし、市販されているバッテリーの種類には様々なものがあり、その中から、自分の軽自動車に合ったバッテリーを選ぶ必要があります。
軽自動車に使われているバッテリーは、大きく分けると2つで「アイドリングストップ」が搭載してあるかないかの違いです。アイドリングストップの機能が付いている車には、専用のものを使うことが大切です。

【アイドリングストップ非搭載車用】

アイドリングストップ非搭載車用とは、いわゆる従来型のバッテリーの事です。

現在乗っている軽自動車がアイドリングストップ機能が搭載されていないのであれば、こちらのタイプを購入しましょう。

【アイドリングストップ搭載車用】

アイドリングストップ搭載車用バッテリーは、その名の通り、アイドリングストップ機能がある車両向けのバッテリーです。

アイドリングストップ機能により、エンジンのON・OFFを繰り返すため、バッテリーには負担がかかります。その為通常のバッテリーをつけてしまうと、バッテリー上りがすぐ起きたり、寿命が短くなったりします。そのためアイドリングストップ車には、回復性能が強く、耐久性のある専用バッテリーが必要になります。

アイドリングストップが搭載されている軽自動車の場合は、こちらのバッテリーを購入しましょう。

軽自動車用バッテリーの価格相場

価格相場

軽自動車に使用するバッテリーは、4,000円程度の価格から販売されています。

価格帯が安いものはアイドリングストップ非搭載車用バッテリーであることがほとんどです。

アイドリングストップ搭載車用バッテリーの相場は、10,000円程度です。

なお、アイドリングストップ非搭載車用・搭載車用のどちらの場合においても、「純正品」か「廉価版」なのかなどによって、価格に差が出てきます。その他、性能や安心感などによっても価格に差は出てきますが、単純に価格だけではなくそれぞれのニーズに合ったバッテリーを選択しましょう。

また自動車修理工場などにバッテリーの取り付けまでをお願いする場合、バッテリー購入金額以外に「工賃」が発生することも、頭に入れておきましょう。

お店によってバッテリー交換工賃は異なります。

それぞれの相場を次に紹介しますので、参考にして比較、検討してみてください。

軽自動車のバッテリー交換にかかる料金相場

【ディーラー】

ディーラーの交換工賃は1,000円~3,000円程度です。

使用済みのバッテリーを廃棄するために別途約500円ほどかかりますが、お店によっては無料で廃棄してくれる場合もあります。

本体の価格はメーカー純正のものを使うのならば約15,000円~約30,000円かかることもあり、全てを含めた交換の費用は高くなることも考えられるのです。ですが、ディーラーの整備士がしっかりと交換をしてくれるので、安心して任せることが出来るのが特徴となります。

【整備工場】

工場で扱っているものを買うことで工賃が無料か割引で行ってくれることもあり、高くても約3,000円程度です。

廃棄するための料金も無料から500円ほどで本体の料金が工場で扱っているもの金額は定価の料金に近くなっており、様々なメーカーのものがあるので純正にするのかそれ以外のものを好みに合わせて購入をするのかで本体の価格が変わることあります。

地方運輸局長に許可を受けた民間の工場で、プロの整備士が常駐しています。整備資格を持ったプロの整備士がいることで、安心して任せられます。

【カー用品店】

前述の2つよりも安く、工賃が無料~2,000円ほどで行ってくれます。

本体はお店に並んでいるものを選ぶので、自分の行ったお店の売り出しやポイントを使うことで本体が安く買えることが特徴です。

廃棄料が無料から3,000円と他に比べ少し高くなっています。大きな店舗であれば幅広く揃っていることや、営業時間が長いので時間の都合がつけやすい点も魅力でしょう。

【ガソリンスタンド】

工賃が無料から3,000円となり、廃棄する料金は無料~3,000円がとなります。

バッテリー本体代は定価とほぼ変わらず、用意してあるものから選ぶので種類が少ないのは難点ですが、ガソリンスタンドは店舗数も多く、給油のついでにバッテリー交換もできる利便性の高さが特徴です。

ですが、お店によっては交換できないこともあるため、行く前には確認をしておくといいでしょう。

【出張サービス業者】

出張サービスは自宅まで出張をしてくれ、古くなったものを無料で引き受けてくれます。

ですが出張料金がかかるので工賃が8,000円~14,000円ほどと高くなります。

さらに時間や場所で追加料金もかかることがあるので注意が必要なことも知っておくといいでしょう。

24時間いつでも対応してくれることが多く、仕事の都合などでどうしても交換する時間がない時やトラブルで車が動かなくなった場合などには便利です。

また、JAF会員になっていれば、工賃が無料となり用意されたものを買うことで、無料で古いものを引き取ってもらうことができます。

軽自動車のバッテリーを自分で交換する際の手順・注意点

費用を抑えて軽自動車のバッテリー交換をしたい場合は、自分で交換することもできます。

交換を始める前に準備しておくものがあります。

電気系を触るのでゴム手袋が必須となり、スパナ、保護メガネがあるといいでしょう。

自分でバッテリー交換をする際の手順は、以下の通りです。

① クルマのエンジンを切り、キーを抜く
② ボンネットを開け、バッテリーの固定金具を外す
③ まず、バッテリーのマイナス端子を外す

④ その後、プラス端子を外す
⑤ バッテリーを新しいものに交換する
⑥ 固定金具で動かないよう設置する
⑦ プラス端子を付ける
⑧ マイナス端子を付ける

交換時の注意点とリスク

文面で見ると簡単そうに見えます。しかし電気系を扱うので間違った手順で進めてしまうとショートや火事になりかねません。さらにバッテリーのサイズが間違っていたことによる最悪の場合に故障してしまうなども考えられます。

バッテリーの処分方法

使用済みの古いバッテリーは、下取りか業者に頼んで引き取りをしてもらう必要があります。

間違っても家庭用のゴミと一緒に捨てることはしないようにしましょう。

多くの自治体では不燃ゴミや資源ゴミとして出すことはできなくなっており、危険物として取り扱われています。

危険物として扱われているということは、解体するというのはとても危険なのでしないでください。

まとめ

軽自動車のバッテリーは、消耗品の一つです。

安心・安全に車に乗り続けるためには、日ごろからその状態をチェックしておくことが大切です。

バッテリーの交換方法は自分でもできますが、リスクを考えると工賃はかかりますが、プロに依頼する方法がおすすめです。

軽自動車のバッテリー交換に関しては、費用や安心・安全性についても考慮してどのように対応するか検討してみてください。

前述のお店などに交換をお願いすると料金が発生しますが、自分で交換すると費用を安くすることができます。しかし手順をしっかりと把握して間違いのないよう気をつけながら行いましょう。

この項目では、交換の手順や自分でするときのリスク、注意点、古いものの処分方法などをご紹介していきます。危険をともなう作業なのでしっかりと準備や手順の確認をして行いましょう。

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