2019.7.30
保険部の大島です。私は普段、福知山店に勤務しています。
保険の全店統括ということもあり、他店舗へ行くことがあります。
先日、福知山店から片道2時間ほどの加古川店へ行きました。
通常はクルマで行くのですがその日は諸事情により電車を利用しました。
電車の場合、片道2.5時間~3時間程度かかります。次の日も仕事のため、
あまり遅くならないように切り上げようと思っていましたが、込み入った
内容ということもあり、いよいよ終電に差し掛かる時間となりました。
慌てて加古川駅へ駆け込んだところまではよかったのですが、よく確認せずに
乗車したため、違う路線を進むことになりました。終電だったため、
まずいなあ、と思いつつも最悪、タクシーで帰宅するか、最寄りの
ビジネスホテルに泊まればいいかあ、と思っていました。
違う路線と気付いたものの、スマホの地図上ではどんどん福知山に近づいている
ことが分かりました。少し安心。さらに、誤った路線の終着駅から8駅、
タクシーで飛ばせば違う路線に乗り換えできて0時36分に福知山到着!という
劇的サヨナラホームラン的なエンディング像まで見えてきました。
終着駅へ向かう間、どんな駅だろうか?と思い、WIKIで調べたところ、直近の
1日平均乗車人員が「781人」となかなか微妙な数字が出てきました。ちなみに
加古川駅:24,065人、JR福知山駅:3,783人、JR西舞鶴駅:1,487人です。
まあ、タクシーさえつかまえられれば何とかなるだろう、と思っていました。
誰よりも先にタクシーをつかまえるため電車を降り、駅のタクシー乗り場へ
猛ダッシュ!
1台もタクシーがとまっておらず、急いで看板に書いてあったタクシー会社へ
電話しました。1軒目、「もうすぐ営業終了です」と。2軒目、電話ツーツー。
3軒目、「●●駅はうちの営業管轄外なんですよ~」と。だったら、
看板出すなよなあ、と思いつつもタクシー探しのため、大きな通りを目指して
歩き出しました。
が、行けども行けども大きな通りはなく、タクシーを見かけることも
1度もなく、ビジネスホテルもなく、これは困ったと頭を抱えつつ、
駅まで戻り待合室からタクシーをやってくる奇跡を待っていました。
しかし、そんな田舎駅にタクシーなどやってくるわけもなく、そのうち駅の
待合室の明かりも自動で落ち、、、暗がりの駅の時刻表で始発時刻を確認した
ところ「5:16」でした。もう5時間きってるし、不幸中の幸いで駅舎の
待合室は案外こぎれいだったため朝まで過ごそうと覚悟を決めました。
「今夜は眠れないだろうなあ」と考えていたら意外とあっさり寝落ちして
目が覚めたらちょうど5時すぎ。人生で数回しか体験したことのない始発電車に
乗車。乗客は自分1名のみ。そうこうして、朝7時前に福知山へ到着。
その後、08:40から店舗で保険勉強会を開催。
20歳の頃、青春18きっぷで北海道一周した際、駅舎に泊まったことありました。
まさか25年後、こういう形で見ず知らずの兵庫県の駅舎にお世話になるとは…。
人生、何が起きるか分かりませんね。ちなみに、2日前の話です。